セブンイレブンの「3種きのこの冷しそば」がおいしすぎてあだ名をつけられた

雑記
2021.09.30

セブンイレブンの「3種きのこの冷しそば」(3種きのこの冷しぶっかけそば)がとてもうまい。うますぎるので、最近はセブンイレブンのことをそば屋さんだと思っている。そば屋さんなのに、サイドメニューもたくさんあるし24時間営業だしとっても便利。この間、リモコンの電池がなくて困っていたら、セブンイレブンに電池が置いてあってびっくりした。そば屋さんなのに電池も置いてるのすごくない？


見てこれ。美しい。カロリーも低いし(288kcal)、うまいし、美しいので、この商品のことを「福音」と呼んでいる。

ぼくは一度食べ物にハマると同じものを執拗に食べる悪癖があるので、ここ1週間くらいの昼食はすべてこれを食べている。ちなみに前回の発作は、同じくセブンイレブンの「かきたまたくさん完熟トマト仕立て酸辣湯」で起こった。

ちなみに、かきたまたくさん完熟トマト仕立て酸辣湯は人気がなかったのか、すぐにセブンイレブンの棚から消えた。いまでも恨んでいます。

とにかく、ここ1週間は同じ店で・同じような時間帯に・同じ商品を購い続けてにこにこしている。家とコンビニが近いので、リモートワーク勤務時のお昼ご飯は基本的にコンビニで済ましてしまうのである。
しかし今日はタイミングが悪かったのか、棚に福音が用意されていなかった。「ハ〜！？　そば屋さんなのに三種のきのこの冷しそば品切れなことある！？」と癇癪を起こしかけたけれど、人気なので売り切れてしまったのだとすぐに納得した。仕方がないので、きのこそばは諦める。このそば屋さんはサイドメニューのサラダチキンもうまいので、今日はそっちにしようと決めた。

棚を移動しようとすると、パンコーナーのフェイスアップ（商品を前に出して取りやすくする作業）をしていた男性店員が、僕の顔を見て「！」という顔をした。厳密には、した、ような気がする。彼はすたすたとバックヤードに戻っていった。

何かしらんと思っていたら、バックヤードに続く銀色の扉が勢いよく開く音がする。すぐに、陳列用のガラガラを引いた店員が現れる。彼は一目散に麺類コーナーに行き、そして、3種きのこの冷しそばを真っ先に商品棚に置いた。

エッ待っておれが毎日きのこの冷しそば食べてること覚えられてる！？　おれの顔見て「ヤベッ　いっつもこいつが買ってる三種のきのこの冷しそばがねえ」と思って並べてくれたの！？ その場から崩れ落ちそうになったが、耐える。確かにこのセブンイレブンにはかなりのペースで来店する。なので、顔を覚えられていてもおかしくはない。が、さすがに毎日同じ商品を買っているところまで把握されているとは思ってもなかった。

全てが勘違いである可能性も十二分にある。店員さんはたまたまぼくと目があっただけで、商品陳列の作業はすぐに着手予定だったし、3種きのこの冷しそばを最初に並べたのもただの偶然かもしれない。顔を覚えられているなんて思ってしまったのはぼくの自意識が過剰なだけで、店員さんはぼくの顔、ましてや同じ商品をここ最近ずっと買っていることなんて全然知りもしない可能性の方が高い。

が、もし店員さんがぼくを覚えていてくれていた場合は最悪だ。もちろん、ぼくが欲しいであろう商品を裏からすぐに持ってきていただいた優しさ・ホスピタリティは疑いようもない。本当にありがたい。でもその店員さんは確実にぼくのことを「3種きのこ」と裏で呼んでいる。最悪。「3種きのこの人」になっちゃったよ。ぼくもコンビニのバイトをしていたので、その辺は分かる。同じタバコを毎日買う人を「わかばの人」と呼んでいたし、その人が乗っていた車に初心者マークがついていたことを笑いながら先輩に報告したこともある。

本当に最悪。毎日ペースで行くコンビニなのに。「3種きのこ、今日も3種きのこのそば買ってたよ」とか絶対裏で言われてる。もう何もかもおしまいだ。この世のどこかのセブンイレブンでは、「3種きのこ、今日はサラダチキン買ってたよ」「マジ？　明日大雨降るんじゃない？」みたいなやりとりがされています。おしまい。もうイヤだ。でも3種きのこの冷しそばはおいしいので、棚から消えるまでは食べる。

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