まだ日記の中の自分が1月に取り残されているので、飛ばし飛ばしで進めていきます。
前の日記:「あんなあ、ヘアピンあったらな、鍵開けれんねんで」(日記:2023年1月19日~22日)
最初におまけ:1月に聞いていた音楽
2023年1月23日(月)
出社。健康診断の結果が返ってくる。血液検査で再検査に。赤血球が多すぎるらしい。調べてみると、体の中の水分量が少なくて相対的に赤血球が多くなるパターンと、そもそも赤血球の数が絶対的に少ないパターンがあるようである。前者は水さえ飲めばどうにでもなるが、後者は骨髄とかに問題があるとのこと。「健康診断の日、水一切飲んでないもんねえ……めちゃくちゃ喉乾いてたよねえ……」と自分に必死に言い聞かせる。べそべそしていると、上司が「私もよく引っかかります。でも再検査したら大丈夫ですよ毎回」と声をかけてくれた。優しい。こんなに優しいなら予算目標を少し弱めてくれるのではと思ったが、その後の言葉が接がれることはなかった。
2023年1月25日(水)
出社。何やら体が軽いと思ったら、今日は給料日であった。給料日といえば、内田百閒が「お金が入っちゃうと借金返さなきゃいけないから給料日は嫌い」と暴論を吐いていたことばかり思い出す。
お金ないときは内田百閒の随筆を読むようにしてるんだけど、本当にオススメ 「金を借りる時の人格と返す時の人格はちがうんだよね」「お金返すのヤダから給料日来ないでほしい、なんで給料日来るの、最悪じゃん」くらいのこと言ってるから
— 渡良瀬ニュータウン (@cqhack) July 23, 2019
退社。映画を観に行こうと思ったのだが、時間がうまく合わず諦める。3〜4時間を潰すのは得意なのだが、30分〜40分を潰すのは苦手。喫茶店に入ってもあまりゆっくりできないし、散歩しようにも時間ばかり気にしてしまって落ち着かない。書いていて思ったけど、30分を潰すならカラオケが良いのではなかろうか。一番満足度が高そう。一人で行ったことがないので、いつか試してみる。
帰り道、前を歩く男性のジャケットから手袋が片方落ちる。気付いていないようだったので、拾って渡すと、驚いたような顔をして「ムーランルージュ」みたいなことを言った。ム……ムーラン・ルージュ……? ニコールキッドマンがお好きなの……? と思っていたら、男性はまごつきながらも微笑んで、ややあって”Thank you”と言ってくれた。アジア系の海外の方だったらしい。こちらも頭を下げてすぐに別れたのだが、「ムーランルージュ」がどの国のなんという言葉だったのかが気になっている。「え? なんですか?」みたいな驚きの言葉だったのか、それとも感謝を表す言葉なのか。もしかしたら自分の中のベスト映画3選のことを考えていたのかもしれない。咄嗟にぼくが話しかけたものだから、ベスト映画にノミネートされていた『ムーラン・ルージュ』が口から飛び出したのかも。そうだったらいいのにな。
2023年1月27日(金)
リモート。特に言うことなし。淡々と仕事をこなす。
昼休みに洗濯機を回す。相変わらずものすごい騒音だが、そのうちみちゃ……めちゃ……という妙な音も混ざってくる。まさか、と急いで向かうと、防水パンから水が溢れている。どうやらホースが外れているらしい。排水部分も詰まっている様子。びちゃびちゃの服をいったん全部干して、脱衣所の床を拭く。暗澹たる気持ちのまま仕事に戻る。
業務終了後、洗剤の混ぜ合わせなど問題ないことを確認し、パイプユニッシュを排水口に突っ込んだ。これで排水自体は可能だ。あとは洗濯に使う水の量を少なくすれば防水パンから水が溢れることはないはず。ホースを見てみたのだが、どこか外れているか・壊れているか分からなかったので、”何もなかった”ことにする。問題は観測しなければ存在しない。
パイプユニッシュの使用方法に問題がないかを調べている時、「よくある質問」欄に「パイプユニッシュで歯ブラシは溶かせますか?」と書いてあってちょっと笑った。溶かせたら強力すぎる。
豆腐ハンバーグを食べながら、『Drink Masters』の続き。一番の推し、ロイドくんの好きなところを箇条書きしておきます。
・お酒を作っている時のテンションが妙に高く、楽しそう
・最年少なのにしっかりしている お礼もちゃんと言える 野心もある
・もみあげに入っているお酒のタトゥーがすてき
・アイデア無限に出るせいでそれがまとまりきらないことが弱点なところ、「天才ゆえの」感があっていい
▲ロイドくん かっこいいね
▼Netflix”Drink Masters”の感想は以下Postに。
2023年1月28日(土)
友人が家を買ったので、見に行く。工務店がもう一度入る前に、壁の汚れなどを確認する日らしい。
相模線に初めて乗った。向かいのお兄さんがチンチラを大きな箱に入れて座っていたが、誰も興味を示していなかった。真剣に見ていたのは自分だけだった。相模線ではチンチラは珍しいものではないのか? 電車に揺られながら聞いたハライチのターンで、岩井さんが「若槻千夏には過去がない、今しかない」と断じていて面白かった。
無事に友人夫婦とそのお子・もう一人の友人と合流。新居を見る。不動産屋の方々は「誰だこいつら」と思っていただろうが、あまり顔には出さなかった。さすがオープンハウス。行こうぜ1兆ってまだ言ってるんですか? と質問しようとしたが、やめておいた。
友人夫婦が家の隅々を見ている中、友人のお子と遊んだりした。なんて小さくてキュートな怪獣かしら。水平器を渡せば振り回し、すぐに父と母に抱っこをせがみ、2階に行きたいと騒ぎ、かと思えばアンニュイな表情で窓から外を眺めている。最後の方はあらゆる棚の開け閉めにすっかりハマっていた。自分と友人で「開け閉め上手だね〜!」「これは”開閉”で食ってけるんじゃない?」と囃し立てた。これが世界で初めての”開閉師”のエピソード0になるかもしれない。
次の日記:それって、間もなく退社せんとしている、おれへの質問なのかなあ!?(日記:2023年1月29日~3月14日)
Thumbnail:BARTENDER SPIRITS AWARD
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