『劇場版まーごめドキュメンタリー まーごめ180キロ』を観た

映画

『劇場版まーごめドキュメンタリー まーごめ180キロ』を観た。すごいドキュメンタリーだった。

「まーごめの容れ物」ことママタルト大鶴肥満の大鶴肥満のただただファニーな日常を面白おかしく観れるだけかと思っていたのだが、全然そんなことはなかった。親との関係、学生時代に受けたいじめ由来の青春コンプレックス、恋愛など、想像以上に重いボディーブローを受けた。もちろんお腹を抱えて笑えたのだけれど、それ以上に大鶴肥満という人間の複雑な部分をそこに見た。こんな内容って分かってたんやったら……1本くらい電話くれよなあ!?!?!?!?!??!?

しかし秀逸なドキュメンタリーであった。鑑賞後、いち視聴者、お笑いファンとして「大鶴肥満を王にしたい」と本気で思った。

作中、大鶴肥満の根深い青春への劣等感が語られる。話は少し逸れるが、「空気階段の踊り場」のアフタートークで鈴木もぐらが発した好きなことばがある。

お前(相方の水川かたまり)は手繋いで学校帰ったりしてたんだろ!? 俺はやってねえんだよ! 中高生のうちからセックスを覚えて! バカだよお前は!

お前がセックスしてる頃、俺は妹と夜空にUFO見てたんだよ!




青春コンプレックス。いじめの主犯を「非友達」と呼び、「売れることが復讐」と断言する大鶴肥満を、全力で応援したい。絶対売れる。より大きくなってテレビで最高の笑顔を見せて欲しい。

「あの時受け取れなかった何かを、いま受け取ろうとする」ことの切実さが全編を通して語られる。大鶴肥満とマッチングアプリで知り合ったMさんとの恋愛の行く末。純粋な恋心から「サカゼンで甚兵衛を買う」に至る様子を観て、また大鶴肥満が大好きになった。


親との関係もひとつの見どころ。観てほしいので詳細は避けるが、胃が縮こまった。かなりまーごめだった。

本ドキュメンタリーでは檜原さんとのコンビ結成、まーごめ、そこに至るまでの周囲(ストレッチーズ・さすらいラビー)の反対、相方への感謝、大鶴義丹の不倫、まーごめ、そしてまーごめなどが語られる。こうは書いたが、実際にはまーごめについてはあまり語られていないのが恐ろしいところである。まーちゃんごめんね。まーちゃんまーちゃん。ごめんねごめんね。Mごめ。MG。まーごめよりも大鶴肥満に興味がある方はぜひ。

最後は母校を訪れる大鶴肥満さんを見てお別れ。

見終わったら読んで欲しい文章:
まードキュ感想|大鶴肥満 @ohtsuruhiman(note)

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