『オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』の感想|総集編、なんですけども

映画

『オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』観ました。みんなアニメ版のオッドタクシー観てるよね? 観てる前提で書くからね。観てないなら観てね(※Amazon Prime Videoへのリンク)。家帰ったら観てね。絶対だぞ! 絶対絶対! 約束約束ゥ! 以下ネタバレとか気にせず感想を好き放題書きます。

総集編やんけ

アニメ版オッドタクシーは幸せのボールペンの作中の動きまとめるくらい激ハマりしてしまったので、めちゃくちゃ楽しみにしてたんだけども。


Twitterに書いてしまった通り、1時間50分くらいは「いやこれ総集編やん」と思いながら見ていた。新しい情報な〜〜〜んにもない。んで「新しい情報出てきた! 小戸川がタクシーの中で襲われて……それから……!?」と身を乗り出したら、なんとエンドロールが流れ出した。嘘だろ。和田垣さくら容疑者捕まりました〜めでたしめでたし〜じゃないでしょ。

このエンドロールが流れた時点で「観る映画ちょっと失敗したかも」と感じてしまった。アニメを観ていない人が観に行くにはあらゆる登場人物の行動が省略されすぎているし、アニメを観た人が観に行くには新しい情報が無さすぎる。強いて言えば、アニメを流し見、あるいは1話飛ばしで見た人が「あ、これこういうことだったんだ」と納得するにはいい映画じゃないかな。

……などと思っていたんだけど、作品終了残り1分でちょっと興奮するシーンがあった。

おれたちはなにに騙されているのか

『オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』は調査会社の人——ちょくちょくアニメにも出てきていたモブ——が一連の事件の当事者にインタビューする形で進む(調査会社に関する情報が少ないので、この映画だけでは正直何もわからない)。
インタビュアーたちは中盤で一度顔が見えたっきり、追加の説明が為されないんだけど、作品の最後の最後で少しだけ登場する。
その登場の仕方にびっくりした。小戸川たちの情報をパソコンでまとめてる「実写の映像」で登場するんすよ。なに? 面白いじゃん。
そもそも『オッドタクシー』って作品自体が「登場するキャラクターは全部動物→かと思ったら小戸川がそう認識していただけで実は人間でした!」が一番の仕掛けになっているわけじゃん。これがもし、「アニメだと思ったでしょ?→実はぜ〜んぶ実写でした!」だったらもっと面白いなと思ってしまった。じゃあおれたちはいったい何に騙されているの?
なんにせよ、続編がありそうな終わり方をしているので、これが吉と出るか凶と出るかは本当に次の作品次第。楽しみ〜……とはいえ、やっぱ映画でやる意味あった? ラスト15分くらいをYouTubeで公開してくれれば勝手に盛り上がってたのですが……
そういえば来場者特典がNFTだった。最先端〜!

Thumbnail:『オッドタクシー イン・ザ・ウッズ』公式サイト

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